耳鼻咽喉科の領域は、感覚器官が脳の周囲に集中しているという特徴があります。平衡感覚、聴覚、嗅覚、味覚などです。
これらの異常は、各々めまい、難聴、耳鳴り、嗅覚の低下、味覚の低下という症状で表れています。
この治療を行う上で、ただ単に各々の部位への診断と治療を行うのでは不十分なことも多いのです。常に、脳の機能と心の問題という人類へ与えられた大きな命題を念頭において診断と治療を行う必要があります。
そのためには種々の検査を行っても十分な結果を得ることができない場合も多く、長年の経験に基づく直感により、表面に現れた症状のみでなく、人間の潜在する意識をも考えて人間そのものを理解しなければならないと考えています。
心身の調子を崩しますと色々な身体の異常を感じる傾向にあります。ご高齢の方には特にその傾向があると思います。当院のスタッフは診察の前に十分にお話を聞き院長に報告しております。再度来院された場合にも注意深く見守り、必要があればご様子を聞くようにしています。
院長 花川 浩之
顧問 滝口 峻